2026年度第1回JTFセミナー報告
日 時:2026年5月20日 (水)
開 催:Zoomウェビナー
テーマ:定年を越えてキャリアを更新する。55歳からの通訳技術習得とプロへの軌跡
講演者:田代 真一郎(たしろ しんいちろう)フリーランス通訳者・翻訳者・講師
<登壇者のプロフィール>
1950年生まれ。名古屋工業大学生産機械工学科修士課程修了。卒業後、日立造船(株)と三菱自動車工業(株)に定年まで勤務。50歳からの数年間、ダイムラー・クライスラーとの乗用車共同開発やシナジー発揮の各種協業活動に従事。このときの経験から、企業のグローバル化の必要性と、そのための英語コミュニケーション力の重要性を痛感し、55歳で通訳学校の門を叩き、本格的に英語の学習を始める。60歳定年後は、フリーランス通訳者・翻訳者・講師・ライターとして様々な方面で活動中。定年後の通訳活動を中心に綴ったブログ「モコちゃんパパ」が通訳者や英語学習者の間で人気。
<概要>
私は定年後の通訳者です。その意味は、60歳で会社を定年退職したあとに、プロの通訳者になったということです。現在75歳ですので、通訳者生活も早いもので15年が経ちました。そんな私ですが、サラリーマン時代は自動車会社のエンジニア、ずっと設計部門で働いてきましたので、英語が専門というわけではありません。若い頃はむしろ大の苦手、特に会話となると聞く方も話す方も皆目できませんでした。
本セミナーでは、英語について私が経験してきたことを振り返り、通訳者という畑違いのキャリアを、定年後という遅い出発からはじめて、ここまで続けることができた理由を探ります。その中で、通訳技術の習得に必要な考え方や方法、プロ通訳者としての心得、そして最後に充実した人生を送るための心の持ち様など、私の思うところ感じるところをお話しし、皆様と共有させていただけたらと思っています。
<講演のポイント>
- 英語に関する自分史(定年前):「英語ができなかった過去」「外資傘下で働いた経験」、「通訳学校」
- 60歳定年退職。さて何をしよう?
- 英語に関する自分史(定年後):「通訳」、「翻訳」、「講義」、「講演」、「執筆」
- 仕事の英語、通訳の英語:外資傘下で仕事をして気づいたこと、通訳の仕事をして気づいたこと
- 技術の通訳について思うこと
- 定年後からの通訳という仕事
- 勇気・元気・刺激がもらえる言葉
<参加者のアンケートより>
- 自分自身もサラリーマンを退職して50代なかばで通訳学校に通い始めたため、とても現実的で自分ごととして参考になるご意見を聞くことができました。素晴らしかったです。
- とても刺激になりました。特に、苦い経験を共有していただいて、私だけじゃないんだと、励みになりました。
