日本翻訳連盟(JTF)

法人会員紹介:株式会社日本翻訳センター

正確な翻訳に加え、用途に応じた仕上げを重視

今回ご紹介するJTF法人会員は、株式会社日本翻訳センターです。
今回も、事業内容、特長、強み、業界団体への入会動機などについて、JTFから質問したその回答からお届けします。

●自己紹介をお願いします。

株式会社日本翻訳センターは、1962年創業の翻訳会社です。東京に拠点を置き、官公庁・自治体・外郭団体・企業などのお客様を中心に、法人向けの翻訳・通訳サービスを手がけています。

主な取扱分野は、ビジネス文書、広報・CSR関連資料、契約書、社内規程、Webサイト、動画字幕・ナレーション原稿などです。通訳についても、会議、商談、視察、研修など、お客様のご要望に応じて対応しています。

●業界団体への入会の動機を教えてください。

翻訳会社を取り巻く環境は、この数年で大きく変化しました。AI翻訳や機械翻訳の普及により、「翻訳会社に期待されることは何か」「人が関わる意味はどこにあるのか」だけでなく、従来の翻訳会社の収益構造や提供価値そのものも問い直されていると感じています。

こうした変化は、一社だけで考えていると、どうしても視野が狭くなりがちです。日々の案件に追われていると、目の前の納期と品質確認だけで一日が終わってしまうこともあります。だからこそ、業界全体の動きや課題を知り、他社の皆さまの取り組みからも学びながら、自社のこれからを考えていきたいと思い、日本翻訳連盟に入会しました。

●貴社の製品・サービスにおける独自の強みや競争優位性を教えてください。

当社は、特定の専門分野に大きく特化した会社というよりも、お客様の実務の中で発生するさまざまな翻訳案件に対応してきた会社です。社内規程、契約書、会社案内、広報資料、Webサイト、動画関連資料など、文書の種類も目的も異なる案件を、長年にわたりお預かりしてきました。

その中で大切にしているのは、原文を正しく訳すことに加え、その翻訳が実際にどこで使われ、誰に読まれるのかを意識することです。翻訳は、訳文だけを見て完結する仕事ではなく、お客様の業務や発信の一部として使われるものです。納期、確認方法、用途に応じた仕上げ方なども含めて、お客様の実務に無理なく組み込める翻訳サービスであることを重視しています。

また翻訳では、原稿や関連資料の取り扱いにも細心の注意が求められます。当社では、プライバシーマークの運用をはじめ、機密保持やアクセス管理など、情報管理の面でも安心してご依頼いただける体制づくりに取り組んでいます。

●業界団体を通じて得たい情報、ネットワーク、またはサポートは何ですか?

日本翻訳連盟には、翻訳業界の変化を共有し、これからの翻訳会社の役割を考える場として期待しています。特に、AI翻訳・機械翻訳の活用、品質管理、人材育成、情報セキュリティ、適正な取引などについて、実務に即した情報交換ができればと思っています。

●業界関係者や読者に向けて、貴社のビジョンやメッセージを自由にお聞かせください。

翻訳業界は今、簡単に明るい展望だけを語れる状況ではありません。AIや機械翻訳の進化、発注者側での翻訳内製化、価格や納期に対する期待の変化により、従来の翻訳会社のビジネスモデルは大きな転換点にあります。

とはいえ、企業や団体が、言葉を通じて正確に、わかりやすく、相手に失礼なく伝える必要性がなくなるわけではありません。むしろ、言葉をめぐる判断は、以前より複雑になっているようにも感じます。どこまで機械に任せるのか、どこから人が見るべきか。速さを優先するのか、表現を整えるのか、リスクを抑えるのか。翻訳会社には、単に訳文を作るだけでなく、こうした判断をお客様と一緒に考える役割も求められているのかもしれません。

日本翻訳センターは、長年続けてきた翻訳実務を大切にしながら、翻訳会社として何ができるのかを考え続けていきたいと思っています。JTFジャーナルの読者の皆さまとも、率直な情報交換を通じて、業界のこれからを一緒に考えていければ幸いです。

法人概要
法人名:株式会社日本翻訳センター
設立年:1962年
所在地:東京都港区東麻布一丁目10番12号 カメダビル8階
主な事業内容:法人向けの翻訳・通訳サービス
URL:https://www.jtc.co.jp/
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